2016年12月27日火曜日

バックアップツールを使ってみました

GPD WIN がなかなか届きません

以前のエントリーで、バックアップツールについてのレビューの依頼があった件について書きましたが、依頼元から先日「記事はまだですか?」と問い合わせを頂きました。
実際使用してみて上手くいかなかった挙句、結果的にはバックアップ元であるHDDのデータも破損してしてしまうと言う最悪の事態であったため、ちょっと内容的には書けないかなぁと考えていたのですが・・・ねぇ(^^;

今回ご依頼を頂きライセンスコードを提供して頂いたのはEaseUS Todo Backup Workstationと言うバックアップツールです。
管理人はかなり昔からお世話になっていますが、いつもフリー版でシステムディスクのバックアップやコピーを作るだけでした。なのでそれ以外の機能については実はあまり知りませんでした。

このEaseUS Todo Backup Workstationのツールメニューがこれ。

この内「クローン」「イメージをチェック」「ブータブルディスクの作成」「マウント/アンマウント」「iSCSIイニシエーター」「PreOSを有効化」については無料版のEaseUS Todo Backup Freeにもある機能で、「P2Vコピー」「P2V復元」「P2Vの変換」の仮想PC関連メニューと「テープ管理」がWorkstation版で使えるメニューとなります。
残りの「PXEを有効化」「SQLをバックアップ」については更なる上位グレードで使用可能です。

この中で管理人も良く使う機能が「クローン」。その名の通りストレージ全体を丸ごとコピーする機能ですが、バーティション毎のクローン化が可能です。良くある使用例としてはシステムディスクの入れ替えでしょう。純正のHDDからSSDへ換装する場合には、現在のHDDの内容を丸ごと新たなSSDにコピーし、その後PC本体のシステムドライブを元のHDDからSSDに換装すれば何事もなく新たな環境で起動します。それぞれのドライブ容量が違っていても、パーティション容量を調整できますのでストレージがデータの使用容量内であれば問題ありません。
前回管理人はこのクローンが上手くいかず、何度かトライしている内にコピー元のHDDのデータが飛んでしまいました。原因はコピーするOSがWindows7の場合、フォーマットをMBR形式にしなければならず、GPT形式でフォーマットされたSSDではWinows7を起動できないと言う事でした。
ちなみにGPT→MBRの変換についてはこちらが参考になります。

「イメージをチェック」については作成したバックアップイメージが壊れていないかどうかを確認する機能です。せっかく作ったバックアップイメージが壊れていたら、バックアップの意味がありませんね。定期的に何度かバックアップを取っているのならその前まで戻れば良いでしょうが、初期状態のイメージなど保存しておきたいバックアップイメージなどは、チェックしておいた方が安心でしょう。

「ブータブルディスクの作成」も重要です。まず最初にこれで起動ディスクを作成します。
ブータブルディスクの作成先はUSBメモリやCD/DVD-R、または任意のフォルダへISOイメージを作成するよう選択できます。WinPEかLinuxを選択できますが、Windows PCで使用するのであればWinPE版の方が無難でしょうか。某掲示板なんかではLinux版で起動すると外部ストレージを認識しなかった等の書き込みを見たような気が・・・

HDDからSSDや新たなHDDへのシステムディスクの換装作業では上記の3つの機能を使うことにより主に二通りの方法があります。

一つ目の方法は先にシステムディスクのクローンを作成する方法。コピー先のストレージをUSB外付けケースなどで接続し、現在起動しているシステムディスクのクローンを作成します。その後PCのストレージを交換する方法です。こちらはブータブルディスクを作らなくてもクローン可能ですが、もしもの時の為にブータブルディスクとリカバリーイメージは作っておくべきでしょう。

二つ目の方法は先に内蔵ストレージを真っ新なストレージに交換し、元のシステムディスクをUSB外付けストレージなどで接続します。PCを先に作成しておいたブータブルディスクで起動し、外付けの旧システムディスクから内蔵の新ストレージへクローンを作成する方法です。

EaseUS Todo Backupシリーズはその名の通りバックアップツールですので、上記で紹介した機能の他に、大事なデータをバックアップする機能も当然持っています。このバックアップ機能については、ドライブやパーティション単位だけでなく、フォルダ単位の指定も可能で、それらを予定したスケジュール通り定期的にバックアップする事も可能です。バックアップデータはイメージ化され保存されますが、管理人がバックアップしておきたいデータの中には写真や動画も含まれており、これらはバックアップイメージ化するにあたり若干でも圧縮されてしまうのは不本意であります。このバックアップ機能については管理人の運用方法も含めもう少し精査したいと思います。

 EaseUS Todo Backup Workstation 日本語公式ページ

1 件のコメント: