小型で軽量なサブノートを物色しています と言うことで、いろいろと物色してみた訳ですが、結局
Aspire Switch 10 SW5-012-F12P/S を購入しました。
たまたまビックカメラのポイントが6,000円近く残っていたのを発見したので、ビックカメラドットコムで探してみたものの・・・敢え無く売り切れ。在庫のある店舗のリンクから辿って直電してみたところ、近所の店舗に取寄せ出来るとのことでお願いすることにしました。
結局24,800円(税別)からポイントを引いて、税込21,000円弱の持ち出しと言うことで。
Switch 10の他にも候補がいくつかありました。+1万円くらいで同じacerの後継機(現行機)であるSwitch 10Eや、+2万円くらいでASUS T100HAなどなど。Switch 10Eはその質感の安っぽさと若干の重量増があったので、そしてT100HAはCherryTrailやUSB TypeCなど目新しさもありましたが、ディスプレイの開度が小さいのとキーボードの撓(たわ)みが気になり却下となりました。
考えれば考えるほど理想のマシンはスペックアップして行き、それと比例して価格もドンドン上昇して行きます。暫く理想は上がり続け、ふと気が付いた時には自分の求めているのは万能選手じゃなくて、あくまでもサブノートだったんだと振り出しに戻ることになります。
そう言った意味では、このSwitch 10の在庫処分価格は打って付けだったのでした。
さて、Switch 10 のレビュー自体は検索すれば沢山出てくると思いますので、詳しくはそちらをご参照頂き・・・
from 8bit的インプレッションとしては
・ディスプレイの開く角度が大きいので膝の上でも大丈夫
御覧の通り通り結構倒れます。ASUSのTシリーズだと垂直+α程度しか開きませんが、Switch 10の場合は開き過ぎてディスプレイの重さに耐え切れず後ろ側に本体ごと倒れてしまうくらい。きっとキーボード側にHDDが内蔵されているモデルですと、全開でもギリギリ支えられるのかもしれません。左の写真が自立するギリギリの角度で、右の写真のようにもう少し開くとキーボード側が持ち上がってしまいます。
ディスプレイの開度が小さいと膝(太もも)の上など身体に近い場所で使うにはディスプレイをかなり上から覗きこまなくてはなりません。どのみち膝の上に乗せて使うのであればパームレストを手の平で押さえながら使うので、開かないよりは開く方が絶対良いと思います。

・キーボードの撓みがとても少ない
全く無いとは言いませんが、気になるような撓みはほぼありませんでした。この辺もASUSのTシリーズとは違うところで、キーボードの剛性感は高そうです。キーストロークはやや浅めですが、タッチ感はしっかりとしています。またキーボード自体も東芝製のノートPCのようなカチャカチャと軽い音はせず、静かなところでも安心してタイプできそうです。
キーの配列は特に右側がacerお得意の変態配列ですが、すぐに慣れることができました。
(過去にもacer製ノートPCは使ったこともあったので・・・)
キーボード関係で言えば、テントモードやディスプレイモード(?)の様に、ディスプレイ部分を裏返してドッキングする場合、キーボードは電気的に接続されません。従ってその時はキーボードはタブレットスタンドとなり、キー入力は一切受け付けない様になっています。変形させる時に不意にキーを押してしまっても大丈夫って事ですね。
・ディスプレイは1280x800で十分
今回はタブレットではなく、あくまでもサブノートとして購入しました。デスクトップでの使用がメインですのでやはり10.1インチのディスプレイに高解像度は必要ありません。これで必要十分です。
内部の液晶パネルとディスプレイ表面のパネルが密着しているゼロギャップ構造のためか、また、Windowsのスケーリングも100%で使用していることもありクッキリとした表示でとても見易いです。
そしてディスプレイはゴリラガラスが採用されているので傷にも強く、この値段でホントに良いのかしら?とついつい思ってしまいます。そしてゴリラガラスのおかげか、指紋の付着についても軽減されているような気がします。
・本体の質感は評判通り良い
本体背面パネル部分のみアルミを使用しているようです。その他はプラスチック製なのでしょうが質感も高く、一見して金属製のようにも見え、決して安っぽくは見えません。この色の選び方などacerらしいと言うか、とにかく上手いですね。キーボードは少し安っぽく見えますが、それでもASUSのそれよりは若干良いかな?と感じています。
・前面配置のスピーカーはなんだか普通
タブレットとしては少数派のスピーカーが前面にあるタイプですので、音にも期待していたのですが・・・。背面にスピーカーがあるタイプとは違って確かにストレートに、そしてクリアには聞こえます。ただ音質がちょっと軽めで思ったほどステレオ感がありません。ASUSなんかはソフトウェアで音響チューンをしているのですが、Switch 10にはそんなソフトウェアやアプリが入っていませんでした。そのままストレートに音を鳴らしている感じで、少々もったいない気がします。
・実重量はちょっと軽い
メーカーの仕様書ではドッキング時1.17kgとなっていましたが、実測では1.08kgでした。これはちょっと嬉しい誤算。ASUSだと実測値の方が重いってことも良くあることで、実際は購入を迷ったT100HA(実測は1.09kg位のようです)とほぼ同じという結果となりました。
・USB2.0端子の位置はこの位置
キーボード側に内蔵されているUSB2.0端子は右の写真でもお判りの通りかなり後方に位置しています。これが手前の方にあるとUSBメモリなどの抜き差しは楽なのですが、マウスを使ったりするには邪魔で仕方ありません。この位置であれば写真の様に無線マウスのUSBドングルを挿しっぱなしでもOKです。また有線LANが内蔵されていませんので、USB用有線LANコネクタなんかも繋ぎやすいと思います。
と、まぁ見てお判りかと思いますが、管理人は完全にノートPCとして使っています。ドッキングしている状態はどこからどう見ても完全にノートPCで全く違和感がありません。
購入後Windows8.1のセットアップを済ませると、一発目のWindowsアップデートでWindows10へのアップグレードを勧められます。とりあえず工場出荷状態(Windows8.1 with Bing)のリカバリUSBを作成してからWindows10にアップグレードをしました。DELL XPS 12ですと、タブレットモードとデスクトップモードが自動で切り替わるのですが、Switch 10ではキーボードの脱着では切り替わってくれませんでした。まぁ、タブレットとしては使う気は今のところないので、良いと言えば良いのですが・・・
ただ、何がトリガーになってタブレットモードとデスクトップモードが自動で切り替わる様になっているのでしょうか。
とりあえずSwitch 10 + Windows10と言う組み合わせで数日使ってみましたが、致命的な欠陥や不満は今のところありません。バッテリーでの使用時間も既にWindows8.1と比較することはできませんが、週末に使ってみた感じではこちらも特に問題は無い様でした。今のところは管理人にとっては大当たりです。
新品は既に在庫限りだと思いますが、税込27,000円弱くらいから販売されているようです。オークションなどでは程度の良さそうなものが5,000円くらい安く出回っているようですが、
価格コムの口コミなどでは一部不具合情報も書き込まれていましたので、この価格差ならば管理人は新品を購入する方が安心だと思います。