2015年11月13日金曜日

大型ノートPCのススメ

SHARP PC-BM10の変態ぶりに惹かれました

一時期 SHARP PC-BM10 という大型のノートPCをメインとして使っていました。16.4インチで解像度はフルHD(1980x1080)です。キーボードもテンキーまで付いたフルサイズで、なかなか使い易いマシンでした。ただ使い込んでいくに従って、徐々にディスプレイの解像度が気になってきまして、16.4インチにフルHDクラスの解像度は小さ過ぎるという結論に達した訳です。

長年使っているデスクトップでは24インチでWUXGA(1920x1200)と27インチでWQHD(2560x1440)の2枚を繋げています。27インチWQHDの方でも少し小さめかな?と思っているくらいですが、ほぼ用途が動画と写真になっていますのでそれ程支障はありません。1インチ当たりの画素密度で言うと、前者の24インチWUXGAが94ppiとなり、後者の27インチWQHDが109ppiとなります。ちなみにPC-BM10では134ppiでちょっと辛かったのですが何とか・・・。12.5インチのXPS 12に至っては176ppiととても高精細で綺麗なのですがテキストベースの作業やネット閲覧にはちょっと辛い感じです。

ノートPC前提で入手が比較的楽な、ディスプレイが大きいPCとなると、17インチクラス(17.3インチ)が妥当なところでしょうか。しかしながらこのクラスでもフルHDになると127ppiでまだ細か過ぎる印象です。HD+(1600x900)くらいになると106ppiで、この辺りが許容範囲かと思いました。縦方向の900pixは何気に使い易いですね。さすがにHD(1366x768)ではメインとしては狭く感じます。

 参考:画面解像度の計算機

17インチクラスは中々ニッチなサイズで、選べるほど種類は豊富にありません。現行機種ではDELL Inspiron 17 5000シリーズや東芝 dynabook の在庫処分品(?)が7万~8万円台で購入可能なモデルが見つかりましたが、それでもちょっと高いですね。と言うことで中古市場も視野に入れ機種選択してみます。CPU性能についてはCore iシリーズの第2世代(Sandy Bridge)辺りからは現在でも十分使い物になります。大きく進化しているのは、主に省電力性能と内蔵グラフィック能力と言ったところでしょう。そう考えるとCPUはCore i5以上で、グラフィック能力が必要ならば外部GPUが内蔵された機種を選定すればまだ数年は現役で行けそうです。

CPU能力比較については管理人はPassMarkのサイトを利用しています。各CPUの性能を表す数値は相対数値となっているようですので、数値は変動しているようです。ちなみに現在はatom z3xxx系が1000前後、4コアのPentiumで2000くらいでした。2000くらいあればネットやメールなどならば十分快適に行えます。XPS 12のCPUがCore i5-3317U でPassMarkの値が3000くらい。このくらいあると極端にヘビーな使い方でない限り、ほぼ何事にも問題なく使用できるでしょう。

動画関係もSandy Bridge世代以降であれば内蔵グラフィックスで事足りるでしょうが、今時のintel HDグラフィックス 4400や5500以上を求めるならば外部GPUが必要です。GeForce GT425Mや525Mあたりでも前者の1.5倍程度のスペックはあるようですので、金額との折り合いを付けるのはこのラインではないでしょうか。

17インチクラスは筐体が大きいこともあり、機種によってはHDDなどのストレージを2台内蔵できたり、通常のステレオスピーカーとは別にウーハーが内蔵されていたりと機種によって様々です。また上位機種の位置付けにもなっており、BDドライブやキーボードバックライト、TVチューナーなどが内蔵されているものもあります。管理人的にはキーボードバックライトはマストアイテムで、光学ドライブはDVD-RW対応であれば十分です。今のところBDまでは必要ありませんし、常時使うものでもありませんので、光学ドライブ用のHDDマウンタあたりを使用してデータドライブ用に使用しても良いかと思っています。そんな考えなので、ストレージを最初から2台内蔵できる筐体も「あれば便利」程度です。

ストレージについても少々悩みます。
SSDの価格も下がってきまして、数年前の120GBクラスの価格で倍の250GBの物が買えるようになりました。管理人の「ノートPCとしての使い方」ならば120GB程度でも十分です。デスクトップだって120GBのSSDを2台、RAID0で使用(計250GB)していますが、容量的には全然余裕です。要らないアプリケーションは消してしまいますし、データは別にDドライブとして接続している1TBのHDDに全て保存しています。ノートPCにデータを沢山保存するのか?と言われると、現段階では何とも判断が付きません。システムとアプリケーション用のドライブと割り切るのならSSDの容量でも十分かと思っています。今なら250GBのSSDが1万円前後と価格と容量のバランスが良いかもしれません。

最近気になっているのがSSHDと言うストレージ。従来のHDDに8GB程度のSSDが内蔵されていて、所謂キャッシュのような働きをしてくれるそうです。電源オンのコールドスタートにもある程度の効果があるそうで、起動中はSSDと遜色のないレスポンスとの事。価格的には1TBのSSHDが1万円前後で販売されていますので、SSDと比べるとおよそ4倍の容量を手に入れることができます。通常のHDD+数千円で入手できることを考えると、ストレージはSSDかSSHDかの二択で考えようかと思います。

大型ノートにタッチパネルは必要か?
管理人は「必要ない」と考えます。16インチのPC-BM10はタッチパネル内蔵でした。デジタイザペンは使用しましたが、それはあくまでも入力デバイスとしてであって、例えるならキーボードの代りです。タッチパッドやマウスの代りではありませんでした。かと言って10インチのSwitch 10でタッチしないかと言えば、こちらは結構使っています。要はキーボードの「ホームポジションからの距離」と「ディスプレイの大きさ」なのだと思います。手の(腕の)動かす距離が長いと「わざわざ」タッチしなくなります。そう、「わざわざ」なんですね。

そんな訳で、新品には手が届きそうにもないので相変わらず中古を物色しています。キーボードバックライト対応の機種は限られていますので、スペック的にはビジネスノートでも良いかな?と言うところですね。

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